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鷹狩り道具の製作やハヤブサのトレーニングなどをしている『ストゥーパー』の石川のブログ。ハヤブサのトレーニングの様子や作った鷹狩り道具、フライフィッシングのレポートなどを紹介。


by stooper

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ライカ&シンの検診とメンテナンス

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ここのところライカとシンの調子がよろしくない。
2羽ともに食欲は申し分ないのだが、
シンは便の状態がイマイチ、
ライカは食後、呼吸がやや荒くなって口を開けてしまうことが多くなった。
不安材料を抱えたまま9月の新婚旅行を迎えたくなかったので、
猛禽類の医学にも精通している『Falconest』の伊澤先生に診てもらうことに。

治療中に猛禽が暴れて人、鳥ともに怪我をしないように、
キャスティングジャケットでしっかりと保定。
(※伊澤先生は治療の内容に応じて、積極的に麻酔を使用している。正しい知識、技術のもとにおこなえば、別に心配することはない)
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「ライカ巻き」一丁あがりっ!
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そのうのチェック、そしてレントゲン撮影。
シンは持参したペットシーツに付着したフンを検査してもらう。

レントゲンの結果、特に異常は見られなかった。
ただ、そのうの検査の結果、
細菌の数が通常よりも多く、
サワークロップ(そのう酸敗)の一歩手前だった。
それが原因で、呼吸が荒くなるなどの症状を起こしているのでは? とのことだった。

シンも顕微鏡検査の結果、
血便も粘膜の混じったフンは細菌の悪影響によるものだった。


「古いエサを与えたりしませんでしたか?」と伊澤先生。
恥ずかしながら心当たりがあった。
ウズラを捌いているときに、
「あまり良い肉の色じゃないなぁ」と思いつつ、
それをライカやシンに与えてしまっていた。

きっとライカもシンも鮮度の悪いエサによって、
体調を壊していたんだ。
今の時期にはエサの鮮度には一層注意を払わなくてはならない。

ライカ&シンの検診とメンテナンス_d0083692_22393875.jpg

せっかくキャスティングジャケットでくるんでいるので、
クチバシとツメのメンテナンスもお願いした。
飼育下ではどうしても伸びてしまうクチバシやツメは、
ニッパーでパチパチと長さは調節できるが、
厚みを整えることは難しい。
ルーターで丁寧にすべてのツメとクチバシを削ってもらい、
ライカはすっかりべっぴんに。
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アスペルギスルという最悪の状態も頭をよぎっていたので、
ひとまずはホッとひと安心。
ただ、1年のうちでトレーニング期間よりもはるかに長い、
猛禽類の飼育管理の重要性を再認識した。

日本では猛禽類を専門で診れる獣医さんがひじょうに少ないが、
そんな中、すぐ近くに伊澤先生のような方がいることは、
僕のファルコンリー・ライフにとって心強い限りだ。


【Falconest】
http://www15.plala.or.jp/falconeil/

【STOOPER】http://www.stooper.jp/
by stooper | 2009-08-12 23:34